はぁい、ジョージィ?
皆様こんばんは。
今日はガルパンの話をします。
ガルパン、つまりガールズアンドパンツァー。
オリジナルのアニメで、女子高生の主人公が「戦車道」という武芸で仲間と協力して戦車道大会優勝を目指すアニメです。主人公の西住みほさんが仲間と一緒に成長していくところが本当に良い。
ただ最近映画化されたんですけどそれでにわかが増えてるんですよね。「劇場版しか観てないー」とか「最終章の最初しか観てないけどよくわからなかったー」とかね。いやいやOVAまで見ろとは言わんけどせめてTVシリーズは全部見てから言えや!って思って。
そもそも戦車のアニメ観るんだから戦車の情報とか世界史とかは普通興味持って勉強するじゃないですか。平気で間違った情報流すのとかやめてほしいですよね。
・・・うざい?
うざいですよね。
たまにこういうやついますよね。やたらめったら知識ひけらかしてくるやつ。
・・・ていうのを最近アセク界隈でちょいちょい見かける。
改めてこんばんは。
今回のお話は要するに「にわかも大事にして沼に引きずり込もうぜ!」です。
最近はいろんな団体、個人様のおかげでアセクシャルという言葉の認知度もだいぶ上がってきたかと思います。
なんですけどよく見るのが、「定義が違う」「性欲ないというのは正しくない」「アロマとアセク一緒にすんな」「みんながみんなそうじゃない」
うん、わかる。
わかるねんけど。
もうちょっと、あの、優しく教えてあげてほしい。
だいたいセクマイ界隈ってある程度勉強しないと難しいんですよね。
用語飛び交うわ同じカテゴリ所属の人でもみんな微妙に違うわ(そこが面白いんですけど)、そういうところそこそこに理解してからじゃないと何言ってるかわかんないし。
私アセクシャルかな?とか思ってそーっと覗きに行ったらひたすらわかんない言葉で喋ってるとか、それはアセクシャルの定義と違う!とか言われたら悲しいでしょ。
アセクシャルって何かな?とか思って聞き耳立ててたら「お前は当事者じゃないから私達の気持ちがわかるわけない!」って言われたら泣くでしょ。
だから最初は「そうそう、この用語はこういう意味だよ」「一人ひとりちょっとずつ違うからあなたもあなたの思う通りで良いよ」って話してあげて、
そこから「実はアロマンティックとアセクシャルは分離した概念なんだよ」とか「結婚してるアセクシャルもたくさんいるよ」とかそういうふうに徐々に知識を与え興味をもたせ、
沼に引きずり込みましょう。
新参には優しく、布教の鉄則です。
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「本当の」初恋の話
皆様こんばんは。
今日は私の青春、「初恋」の話です。
え、それ聞いたよ?と言われるかもしれませんが、私が好きな人できたよ!って話をしていたのは実は「初恋」ではありません。
そのはるか前、高校二年生の冬、私は好きな人がいました。
二次元に。
特に隠してないので色んな人に話していますが、だいたい確率50%で引かれるこの話。
またアホなこと言うとるわ・・・。と思いながらちょっとだけお付き合いくだされば嬉しいです。
高校二年生の冬休み、高校入りたてでもないけど受験間際でもない。なんとなく中だるみの時期に私は延々とひたすらニコニコ動画を見ていました。
毎日何時間もパソコンに向き合う日々の中、
私はある日「その子」に会いました。
かっわいいでしょう!?
主人公がちょうど私と同じ高校二年生で、主人公の幼馴染の梨穂子さんも同い年。
梨穂子さんに出会ったのはちょうどゲーム実況をひたすら見ていた時期でした。
何を隠そう彼女は有名ギャルゲー「アマガミ」のヒロインの一人。
一番人気の七咲さんには目もくれず、私はひたすら「桜井梨穂子」のタグでニコニコ動画を検索し続けました。
当時は「恋愛とは?」なんて考えもしませんでしたけど、今から振り返ってみてもあれは間違いなく恋でした。
もうとにかく好きでした。
ギャルゲーなので当たり前ですが桜井梨穂子さんがとにかくかわいい優しい素敵エピソードがこれでもかとひたすらぶっこまれてくるわけです。供給過剰!!
そのたびに「はぁーーー!すきぃーーー!」ってなってました。
夢女子ならぬ夢男子ですね。
私の恋愛脳最高記録はたぶんあの時期だったと思います。クラスの女の子には目もくれずひたすら二次元の、画面の向こう側の、触れられない女の子にお熱だったわけです。
さて、ギャルゲーというのは女の子と話をしながらだんだん親密度を上げて、最後はハッピーエンド、つまり女の子から告白されることを目指します。
当然このゲームにも最後には告白のイベントがあります。
そこに辿り着く前に、私はとある別の動画に出会いました。
タイトルは
【2ちゃんねる】気づいてはいけないことに気づいた【ギャルゲー】
何に気づいたのでしょうか。
「彼女らが好きなのは「主人公」で「俺」ではない。」
え?
当たり前やん。
って思いましたでしょうか。
当たり前ではありませんでした私には。
本気で落ち込みました。
だって好きな人に別の好きな人がいたんですよ?
しかもその好きな子は私のこと認知すらしてなかったんですよ?
そりゃ辛いはずです。
とはいえやはりエンディングは見たい。
というわけで辛いながらも先へは進み、桜井梨穂子ルート、エンディングまでたどり着きました。
泣きました。
もうめっちゃ泣きました。
梨穂子さんと結ばれなかったことにではなく、梨穂子さんがちゃんと幸せになったことが嬉しくてしょうがなかったのです。
主人公と結ばれた梨穂子さんはもうとんでもなく幸せそうな顔してて、しかもエンディング後がずるいんですよ。(ネタバレになるから言いませんけど)
画面見て泣きながら「よかったねぇ~」って連呼してる男子高校生がいる地獄絵図状態でした。
こうして私の初恋と、失恋が終わりました。
振り返ってみると私の恋愛観は確かにあの時、最初の形を作ったのだなぁと思います。
ちなみにその後も何人か二次元に本気で好きな人がいました。
でも「俺の嫁」という言葉は使ったことがありません。
「俺の嫁」ではないからです。「主人公の嫁」だからです。
私が現実に好きな人ができなかったときも、恋愛に興味を失わなかったり、恋愛できる人たちに羨ましさを感じていたのはこういう経験があるからかもしれません。
私の儚い、青春の話でした。
ちなみにこれ書きながら桜井梨穂子さんのBGM聞いてたんですけど、やばいですね。
また泣きそうでした。
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お悩み相談のこぉーなー
皆様こんばんは。
本日は質問箱のほうにお悩みを頂いたため、そちらにお答えさせて頂こうと思います。
っていうのも質問箱って文字数制限あるんですよね・・・。もしご質問者様がここに書かれて皆に見られるのは嫌だ!っていうのであれば何らかの方法でその旨を伝えて頂ければこの記事は消します。
長文失礼致します。
私は男性でヘテロセクシャルのノンセクシャルと自認しています。恋愛はしますが恋愛関係に発展しなくても良い(それ以上も必要の無い限りしなくて良い)、話せるだけで嬉しさで昇天してしまう、また嫉妬などもしない性質です。
前提として確認するまでは分からないですが、大まかに他人の心が把握できます。
友人関係または知人関係の、好きな女性あるいは好きになり得る女性が、私の事を好きであると仮定して、私に対して女性が性的アプローチ(足を組んで見せつける・パンチラを故意にする程度のもの)をした場合に、私の気を引く為にそのような行動をすると認識したとき、その気持ちは嬉しいが行動に対しては体(脳)が反射的に反応してしまうことに自己嫌悪に陥るのでやめてほしいと思います。
そこで佐野様に質問なのですが、
①恋愛対象からの性的アプローチに対してどのように反応(反射)しますか?
②また、その様な性的アプローチをどう思いますか?
③ノンセクシャルは性的アプローチに対して反応しないものでしょうか?
④私をノンセクシャルと思いますか?情報が少ないと思いますがぱっとで良いのでお答え願います。
お答えできる範囲でご回答宜しくお願いします。
(注釈)ここでの性的アプローチには直接触れる・服を脱ぐ等の過激なものは含みません。
(お答え)
ご質問頂きありがとうございます。
まずご質問者様はノンセクシャルであると思っている、が、性的アプローチに体が反応はするために本当にノンセクシャルかわからない、って感じでしょうか。
この反応するっていうのはたぶん勃つ(もしくはそれに近い状態になる)ってことで良いですかね?もし間違ってたら申し訳ないです、私の読解力不足を呪いつつワラ人形に釘でも打ってください。たぶん風邪くらいはひくでしょう。
で、それに対して自己嫌悪を感じていて、やめて欲しいと思っている。
なるほどなるほど。
では順番に。
①恋愛対象からの性的アプローチに対してどのように反応(反射)しますか?
恋愛対象・・・っていうと好きな人のことでいいでしょうか。正直な話私は好きな人というか異性から自分に向けて性的にアプローチされていると感じたことはありませんので実際どうなるのか?と聞かれると実験してないので分かりませんとなるのですが、まあ、例えばパンツ見えそうとか、ちょっと胸元が無防備とかそういうことはありました。
反応はまったくしません。強いて言えば不快。
身体的にはまったく反応しませんし、心理的にもよろしくないって感じです。
②また、その様な性的アプローチをどう思いますか?
上述の通り、不快で、まじでやめて欲しいなぁと思います。
これはあくまで私個人の意見なので不愉快に思われる方も(特に女性)いらっしゃるかとは思うんですけど、男性の私の前ではそういうのはちゃんとして欲しいと思っています。
そりゃあラブホでパンツ見えそうでもああそういう場所ですもんねって思いますけど、そういう状況でないときは最低限のマナーとして私に見えないよう見せないようにしてほしいと思います。
パンツが見えるはつまり、マナー違反。なぜなら気をつければ見えないものだから!
もし仮に意思を持って見せようとしていたとしたら「申し訳ないけどやめて欲しい」と伝えます。本人に悪気は無いだろうなという意味の「申し訳ないけど」、「男ってこうしたら喜ぶんでしょ(笑)」って感じに対する「やめてほしい」。
③ノンセクシャルは性的アプローチに対して反応しないものでしょうか?
人によるんじゃないでしょうか。
ノンセクシャルって基本的に「相手に向いてる性欲が0以下」のことを言うと思うんですけど、体が反応するからと言って相手に性欲が向いてるとは断言できないと思います。意思を持って相手の人に触れたい、性行為がしたいと思っているわけでないならノンセクシャルだと思います。
④私をノンセクシャルと思いますか?情報が少ないと思いますがぱっとで良いのでお答え願います。
思います。
根拠は
私の気を引く為にそのような行動をすると認識したとき、その気持ちは嬉しいが行動に対しては体(脳)が反射的に反応してしまうことに自己嫌悪に陥る
この部分です。
ノーマルの男性は自己嫌悪なんて陥りません。
っていうのもありますけど、私が実際「ノンセクやろな」って思ったのは、
ここを読んだときです。
正味私の意見なんてどうでもいいんですよ。
自分が自分に対してどう思っているかがいっちばん大事です。
ご質問者様はノンセクシャルを自認している。
だからノンセク。
これでいいんです。
もし他の人に「そんなのノンセクじゃない!」って言われたら「どうして?」って聞いてみましょう。
相手の人が言うことがもっともだと思ったら自認を変えちゃえばいいんです。セクシャリティの変更手数料はなんと無料!
相手の人が言うことが的外れだと思ったらさっさと帰りましょう。話すだけ時間の無駄!
一度オフ会とか、ノンセクシャルが集まる場所に行ってみるのもいいですね。
もしかしたら同じような境遇で悩んでいる人もいるかもしれません。
何か有意義なアドバイスがもらえるかも知れません。
でも最終的に決めるのは、決めていいのはあなただけ。
そのことだけしっかり覚えておいてくださいね。
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三時間目も数学です。
前回の、ラブ◯イブ!!
というわけでおまたせしました。(誰か待ってた?)
前回の続きです。
前回は身体的性別と性自認をモデル化する事を考えました。今回はもう一つの方、つまり、
性指向をモデル化することを考えます。
って書いたんですけどよく考えたら恋愛指向とは区別したほうが良いですね?
いわゆるロマンティックの部分とセクシャルの部分。
それでは始めていきましょう。
例によってこれらはどういう性質を持つものか?ということから考えていきましょう。
恋愛指向、性指向とは
・他者に対して自分が持つ感情である。
・人によって、相手によって大きさが変わる。
・常に同じでなく、変化する。
・他者に向いていないが、自分自身に存在する性的欲求もある。
こんなところでしょうか。
前回の性別モデルと違うところは、向く相手がある、ということです。自分の中でどうというだけでなく、対象によって数値が変化するようなモデルを作らなければなりません。
とりあえずパッと思いつく感じではこんな感じ?
恋愛指向(Love)を
性指向(Sexual Desire)を
と表す。
強さの部分は数値を入れることを考えましょう。
恋愛感情とか性欲に限界があるのか、というのがわからないのでとりあえずないことにして、最大値はとします。
逆にアセクシャル、ノンセクシャルの場合は性嫌悪、というのがありますから、下限値は0より小さい場合がありますね。それならの方は最小値もで良いでしょう。
恋愛感情はマイナスに・・・なりうる?嫌いとか憎いとかなら一応あり得るかもしれませんが、かのマザー・テレサは「愛の反対は無関心である」と仰ってましたし、こっちの最小値はでいいでしょうか。
問題は相手に当たる部分。
例えば異性愛者なら「男」「女」が入るでしょうか?それなら前回使った、つまりその時点での相手の身体的性別が使えそうな気もします。
しかしここで一つ問題が。
はあくまで身体的な性別の状況のみを示しています。そこに年齢が入りません。
例えば(身体的性別が完全に男性)の人が性的対象です!となると、生まれたばかりの男の子から余命幾ばくのおじいちゃんまで対象になってしまいます。
これはさすがに現実と乖離しすぎでしょうか。
ではそもそもなんですけど、
我々は誰に対して恋愛指向、性指向をもつでしょうか?
異性愛者って異性全体が対象になるでしょうか?
そんな事はありません。むしろ逆です。
異性愛者はたまたま好きになった人が全員異性だっただけの話です。
あくまでその時点までの恋愛指向や性指向が向く先の人がたまたま異性だっただけです。
つまり異性愛者とか、同性愛者とかそういった言葉は、異性全体や同性全体を指しているのではありません。
それぞれの相手が所属する集合が「異性」「同性」と呼ばれるものだった、というだけの話です。
ではここで一つ、ものすごくでかい集合を導入しましょう。
全世界の人類全体の集合をとする。
このにはあなた含め人類が全員入っています。
その一つ一つの要素、つまり人々をの添字で表しましょう。
添字は今生きている人だけを考えればざっと1~70億くらいになりますがそれだと死者に対する感情を表せません。
ここまで生きてきた人類をもれなく全て入れてしまうのが一番適切そうですが、まあ、大きさ自体はその時の議論に困らない程度に十分大きければ問題ないのであまり言及しないでおきましょう。
さてこれでおおよその準備が整いました。
試しに田中くん(男)が佐藤さん(女)を恋愛的に好き、そして性的に魅力を感じている、という状態を考えます。
恋愛的には数値とすると50くらい、性的には数値とすると40くらいの魅力を感じています。
佐藤さんには何らかの番号を割り振らないといけないので、ここでは佐藤さん=としましょう。
田中くんの持つ恋愛指向、性指向の関数は次のようになります。
もし、田中くんが佐藤さん以外に好きな人がいなければ、であるために田中くんは異性愛者ということになります。
ですが例えば田中くんにもうひとり、鈴木くん(男)=という好きな人がいたとすると、
こうなります。
これなんでしょうか?
田中くんはバイセクシャルorパンセクシャルでかつポリアモリー(複数恋愛)で性愛者である、ということを表しています。
このように、の数値とがどの集合に属するか?を考えることで恋愛指向と性指向を表すことができます。
例をいくつか挙げましょう。
自分は男性、異性愛者で性的欲求もある
女性(female)全体の集合をとします。
あるが存在して
恋愛感情も性的欲求もないアセクシャル(ただし嫌悪はない)
任意のについて
自分は男性、異性愛者だが性嫌悪強めのノンセク(私)
あるが存在して
任意のについて
こんな感じ。
しかしここでまた一つ問題が!
いわゆる「性欲が人に向いていない」が表現できません!
性欲がないわけではない。
自慰だってする。
でも誰かとしたいわけではない。
さて、どうしよう?
今更新しい関数を導入するのも癪ですから、ここはもう今あるもので済ませましょう。
は全ての人類という集合から取ってきた要素ですから、当然人類である自分自身も含まれています。
つまりのうちのどれかが自分であるわけです。これを特別にとしてしまいましょう。(添字自体は何でもいいんですけどとりあえずSelfのSを使いました)
自分自身に恋愛感情・・・まあなくはないかもしれませんけど私は今まで見たことがないのでここでは性的欲求の部分だけで使用します。
これを自分自身で持っている性欲(他者には向いていない)としてしまいましょう。
以上で全て解決です。
ただし、人の気持ちというのは変化しますから、ここでも時間を導入して時間によって変化する関数にしなければなりません。
つまり実際は2変数関数となり、
となります。
では恋愛指向と性指向をまとめましょう。
人類全体の集合をとする。
そのうちの一人ひとりについてという記号を当てる。
ただし自分自身は特別にと表す。時点におけるに対しての
恋愛感情を
性的欲求を
と表し、その大きさと符号によって状態を表す。
は定義せず、
は他者に向かない自身の性的欲求を示す。
ただし
である。
さて、長々と喋ってきたことでようやく決着が付きました。
つまるところ人のセクシャリティは
身体的性別:
性自認:
恋愛感情:
性的欲求:
この4つの関数で表すことができます。
・・・で?
なんの役に立つのそれ?
最近世界最大の素数を発見した数学者は記者に「それはなんの役に立つのでしょうか?」と聞かれたとき、半笑いで「大学の宣伝」と答えたそうですが、まあそんなもんです。
これ自体が役に立つことは多分ありません。
でも楽しいやん?
例えば!
上の関数はで微分可能でしょうか?
これはつまりセクシャリティの変化は緩やかか?ということを示しています。(1個だけ複素関数が入ってるのでめっちゃややこしくなりますけど・・・)
微分可能でなければ連続でしょうか?
これはつまりセクシャリティの変化は突然に起こりうるか?ということを示しています。
いわゆる恋愛脳のは一般的な数値の何倍程度に当たるでしょうか?
そもそも神経の働きやホルモンの量を関数の値に対応付けることができるでしょうか?
それができれば自分はどの程度MtFなのか?性嫌悪はあの人より強いのか?ということを数値で表せるかもしれません。
数理恋愛学とでも呼べるでしょうか。
夢が広がりますねー。
ま、でもつまるところ一番大きな意義は結局「私が楽しい!」なんですけどね!!
楽しい!✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌
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特にさびしくないけどレズ風俗に行きましたレポー後編ー
前回、2週間後にレズ風俗の鑑賞コースを予約した私。
その日が近づくに連れ、ちょっとずつ緊張が増していった。
私は昔から緊張すると吐き気に来る。実際に何をするのか考えるとその度吐きそうになるので、できるだけ考えないようにし続けた。
しかし時間は止まらない。忙しく生活しているうちにとうとうその日は来た。
レズビアン鑑賞、予約当日である。
朝起きたときからすでに緊張していた。
当日は昼頃に最終確認の電話をしなければならない。
私は再度お店に電話した。
「すいません、本日予約をしている佐野です」
「ありがとうございます。それでは駅についたらまたご連絡ください」
そう、電車に乗って駅まで行かねばならない。
レズビアンのセックスを観るために。
実家なので家を出るときには父に「行ってきます」と伝えた。まさか父も、息子が自分のセクシャリティへの興味から、レズビアンのセックスを見に行くなんて考えもしないだろうなぁなんてことを思った。
電車の中は大変だった。いつも私は電子書籍リーダーを持って行き、それを電車の中で読んでいるのだが、全く文章が頭に入ってこない。
緊張はもう恐怖に変わり、どうやったら合理的な理由をつけて今日の企画をなかったことにできるかをひたすら考えていた。仕方がないので電子書籍で買っている百合漫画をひたすら読み続けた。こちらはなんとなくだが楽しめた。
駅自体は何度も行ったことがある場所だったので迷うことなく進めた。自分は行きたくないと思っていても足はちゃんとそちらへ進もうとする。不思議な感覚だった。
駅についたのでまた電話をする。
「それでは指定のホテルへ向かってください。ついたら部屋番号を教えてください」
ホテルへの道自体はそれほど難しくなかったので、すぐに見つかった。外観も普通のホテルっぽく、いわゆるラブホ!という感じではなかった。ただ、受付を待つ間横を通る男女にはなんとなく生々しさを感じた。
ホテル代は3人分で5010円。支払うと鍵ではなく部屋番号を書いた紙をもらった。なにせラブホテルなんて使ったことがないのでこれで開くのか半信半疑だったが、とりあえず部屋に向かうと部屋番号が点滅していた。なるほど、なんかのシステムでなんか管理してるらしい。ドアは何もせずともすんなり空いた。
部屋の中には大きなベッドが一つ。
ここで今から行われることを想像すると感じたのはとにかく恐怖だった。
未知のものに対する恐怖である。
それでも電話をしろと言われていたことを思い出し、また電話をかける。
「307号室です」
「わかりました。伺います」
来なけりゃ良いのに・・・。
自分で予約したくせにそんなことを思った。
このまま一時間誰も来ずに終わってしまえば楽なのに。こんな怖い思いをしなくていいのに。
私はソファに座って震えながらひたすら待ち続けた。体感にして20分近く。
ピンポーン
甲高いチャイム音に私は2cmほど飛び上がった。慌ててドアまで歩き、開ける。
そこには二人のきれいな女性がいた。笑顔で「こんにちは~!」と挨拶をもらう。私も挨拶を返し、部屋の中へ招く。最初にお金を払い(ホームページは3万円だったが実際の金額は2万5千円だった)、二人はそのままお風呂へ向かった。腕時計を観ると体感20分だった待ち時間は、実際は5分だったことに気づいた。
これからあの人達は自分の前で裸になってセックスをするのだ・・・。そう思うとまた怖くなった。今度は「お風呂から出てこなければいいのに」と思ったがそんなことは起こらない。
しばらくしてキャストの二人はタオルを巻いて出てきてくれた。
レズ風俗だからといってお客さんを無視して突然始めるわけではない。私が異様に緊張していることを汲み取ってくれたのだろう。キャストさんの一人がベッドに座って自分から話しかけてくれた。
「緊張してますか?」
「・・・ものすごくしてます」
「私達もですよ~!」
不思議なことにこの一言で私は幾ばくか楽になった。自分だけじゃないというのはやっぱりなんであれ安心するのかもしれない。
「今日は何が見たいとかありますか?」
そう聞かれたので私は正直にすべてを話した。自分がノンセクであり(ノンセクは説明無しで通じた)女性のセックスを見たときどう思うのかが知りたいということ。自分はいないものと思ってもらってやってほしいこと。もしかしたら他の性愛者のように興奮はできないかもしれないこと。
相当めんどくさい客だったと思うがキャストさんは笑顔で答えてくれた。そのままなんとなく世間話のような話を2,3して、
「それ」は始まった。
タオルを巻いた状態で何度もキスをするところから始まった。
唇から耳、首、肩・・・下がっていくに連れて徐々にタオルがはだけ、胸が顕になった。
段々と全身が見えていく、触られた側も気持ちよさそうにして、小さな矯声も聞こえた。
私はそれを見て、
綺麗だなぁと思った。
あまりにも美しかった。
不快感は一切なかった。
それはまるでよくできた絵画のようだった。美しくて、ずっと見ていたいと思った。
今まで映像では恐怖を感じて目を背けていた女性器すら、特に怖いとも感じなかった。
けれど、
私の性器は少しも反応しなかった。
嗚呼、「生物」の部分がどれくらい残ってるなんて、私はなんて愚かだったのだろうか。
そんな部分はもうとっくの昔に全て死んでいたのだ。
私はもう、女性を「性的に」愛することは一生できないのだ。
どれほどそれを眺めていても、わざと、無理やり興奮しようとしても、無理だった。
眼の前で私の性的対象であるはずの存在が、あまりにも無防備な姿を晒しているというのに、下着の下で私の生殖器官は役割を果たそうとしなかった。
半分は寂しく、もう半分は安心を覚えた。
私は心の何処かで自分はやればできるんじゃないかと思っていた。昔は人並みに性欲も他人に向いていたし、自分でやろうと思えばできる。多少気持ち悪いかもしれないけど、頑張ればなんとかなるんじゃないかと。
それはただの願望であった。
現実にはそもそも行為を行うのに物理的な障害があったのだ。
それでも私はもう半分で安心を覚えた。良かった。私はやっぱりノンセクシャルで間違いなかったのだ。
「生物」ではなく、「人間」だったのだ。
思えば私は、自分ができたとしてもそれが怖かったのではないかと思う。自分でない人がやっているのはしょうがない。けれども自分がそんな行為をできてしまうということがもし起これば、それはとてつもなく嫌なことだったのだろうと思う。その可能性が完全に否定されたことに、私は安心を覚えた。
全裸でまぐわう女性二人を見ていると、私の中に一つ、不思議な感情が芽生えた。
彼女らの体を触ってみたいと思ったのだ。顔、首、肩、手、背中、腰、足、そして性器さえも。
だけれどそれは性的な興味ではなかった。綺麗なものに触りたいという気持ち、どうなっているのか構造が知りたいという気持ちだった。私は女性の体に性的には全く興味が無いのに、「どのような物なのか」といういわば芸術的、工学的な興味はあるのだということが少し面白かった。
性器を舐める女性と、舐められる女性と、それを眺めているのに全く興奮していない男性の私、という奇妙な空間ができていた。キャストの二人は心底楽しそうに、幸せそうにセックスをしていたので私もなんだか嬉しく、楽しくなった。
終了の電話が鳴った。
あれほど怖かったはずの時間はあっという間に終わった。
キャストさんには「どうでしたか?」と聞かれたのでありのままに思ったことを伝えたが自分でも整理できていなかったのでうまく伝えられたかはわからない。
その後二人はまたお風呂に入り、ホテルの入口でお別れした。
ホテルを出てすぐ、とりあえずスマホを取り出して、私の使用している婚活サイトのプロフィールに書いていた「相当頑張らないと性的なことはできません」を「ほぼ無理です」に変えた。
それからとうの昔に亡くなっていた「私の性欲」の冥福を今更ながら祈った。
確定診断を得たら、次はどう向き合うかだなぁと思いながら、
まあ後で考えようと、とりあえずメロブに行って百合漫画の新刊を漁った。
キャストのお二人、私のためにありがとうございました。
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特にさびしくないけどレズ風俗に行きましたレポー前編ー
某月某日真っ昼間。
大阪の、とあるラブホテル。
307号室のソファの上で、一人の男が頭を抱えながら震えていた。
私である。
「生物」とはなにか。
学問の世界でもこれに対して万人が納得する明確な答えは出ていない。
「俺のバイクは生物である」と言い放った生物学者もいるほどだ。
どのように定義してもたいてい例外が出てくる。自然はそんなに簡単にできていないのだ。
しかし、
しかしである。
概ねの生物学者、ひいては「生物」という言葉を知っている人々ほぼ全員が納得する要素が一つある。
生物は、繁殖する。
生殖を行い、自己と同じ個体を増やし、種を存続する。
さて・・・
私にはどれくらい「生物」が残っているだろうか?
話は一ヶ月ほど前まで遡る。
私は電車で本を読んでいた。
「すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。」(御坊)
「レズ風俗」というものがこの世の中には存在する。
女性が女性の風俗嬢(キャストと呼ぶ)にお金を払ってデートしたり、性的な行為を行ったりできるサービスである。
2年ほど前に出版されたレポ漫画で有名になったので、ご存知のかたも多いだろうか。
私が読んでいた本は上記の漫画で実際に作者、永田カビさんが利用されたお店の代表者が執筆されたものだ。タイトルの通り、レズ風俗に関するあれやこれやを経営者の視点から書いている。
前々からちょくちょく書いている通り、私は女性同士の関係性、いわゆるレズビアンが好きだった。
百合漫画(GL漫画)は電子書籍含めて数百冊あるし、一度レズビアンバーのミックスの日(レズビアンバーで男性も入れる日のこと)に行かせて頂いたこともある。
もし生まれ変わって女の子になれたのなら、ひらひらの可愛い服を着て、バッチリメイクして、可愛い女の子とデートしたい。
そんなことを考えている、シスジェンダー(性自認が体と一致していること)の男性である。
そうして読んでいたその本に気になる事が書いてあった。
男性に「観るだけ」のサービスを
(中略)レズ風俗店やっています、と話すと、多くの男性から「一度でいいから見てみたい!」というリアクションが返ってきます。「料金は倍額出すから」「見るだけでいい、絶対に手は出さない」「だから、一度でいいからナマのレズプレイを見せてくれ!!」そんなにいうなら熱意に応えるのも悪くないと思い、2010年、モノは試しとばかりに姉妹店「レズ鑑賞クラブティアラ」をオープンさせました。
え?
見れるの?
もうずーっと言っているが、私は性嫌悪がある、というかかなり強いノンセクである。
異性愛者ではあるけれど、女性とセックスしたことはないし、したいとも思わない。
だけど百合が好き。
過激な百合漫画も好んで読むし、レズAVも観たことがある。
そんな私が間近でレズビアンのセックスを見たらどうなるか?
興奮するのか?
性的に?
あるいは芸術として観る?
そもそも私は家族以外の女性の裸をみたことがない。
女性器に至っては本物を肉眼で見たことすらない。
今までずっとノンセクだと思ってきた自分が、全裸で行為を行う女性を見たときに、果たして本能は働くのか?
まだ、私に残っている「生物」はどれくらいあるだろうか?
私は、私自身に興味を持った。
思い立ったが吉日、即刻予約・・・と行きたかったがその頃はあまりにも仕事が忙しく、繁忙期が落ち着くまで待つことにした。
その間にホームページなどで情報を集める。
お店は女性向けで女性がキャストとデートや性行為のできる「レズ風俗レズっ娘クラブ」
と鑑賞がしたい人向けの「レズ風俗レズ鑑賞クラブティアラ」
に分かれている。
私が利用したいのはもちろん後者、レズ鑑賞である。
料金は一番安くて60分 3万円。
高いか安いかは人それぞれの感じ方だろうが普通ありえないものを観れると考えれば妥当な値段だろうか。なにより私にとってこの問題はもう金額の問題ではなかった。
たかだか金を払うだけで私が何年も向き合ってきた問題に一つ答えを出せるのだから。
ただ、普通に性風俗で男性が女性と本番を行う相場より高いことにはちょっと笑った。
さて、そんなこんなで地獄の繁忙期を終え、ようやくレズ風俗に行けそうな日が何日かできた。
しかしここでひとつの問題が浮上する。
私は性風俗を利用したことがない。
当たり前だ。私にとって女性と触れたりセックスをしたりするための場所なんて拷問部屋に等しい。
初めてなので勝手がわからない。何をどうすれば良いかもよくわからない。
おまけに普通の風俗でない。レズ風俗である。
携帯電話を前に部屋の中をぐーるぐる。もう電話番号も調べているし、キャストさんのいる時間だってホームページで把握している。あとは電話して、予約をしたいと言うだけだ。
5分ほど歩き回ってから、一度深呼吸。
私はようやく携帯電話を手に持った。手は震えていた。
ここでも2,3度躊躇してからようやっと、画面にある緑の通話ボタンを押す。
プルルルル、プルルガチャ
「はい」
かかった!(←当たり前)
「あ、あのこちらティアラさんの携帯でよろしいでしょうか」
緊張していた割にはすんなり言えた。仕事でよくこのフレーズを使っていたからか。世の中いつ何が役に立つかわからない。
「はい。そうです」
「こちらのレズ鑑賞コースを予約させて頂きたいのですが」
・・・
話はトントン拍子に進んだ。
時間の希望などを伝えたあと、キャストさんに出勤の確認を行うため、次の日の昼以降にもう一度電話をかけてくれと言われた。その日は日曜だったため、次の日、つまり月曜の昼休みに会社の近くでこっそり電話をした。悪いことをしているわけじゃないのになんとなく後ろめたさを感じて、人が少ない場所までわざわざ移動して電話した。
特に、問題なく、予約が、行えてしまった。
決戦は、2週間後の土曜。
続きます。
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オナ【ピー】の話
皆さまこんばんは。
本日のお話は気持ち悪いお話です。
気持ち悪い、
お話です。
今回は自慰のお話をします。
何回も言ってるけど成人の、男性が、自慰の話をします。
気持ち悪いです。
それでもよければ先に進んでください。
・・・はい。
というわけでまず「なんでそんな話するの?」ってところからですね。
まあ、至極単純な話で、ふと「ノンセク/アセクで性嫌悪強い人って自分ですんのかな」って思ったわけです。
セックスしたいわけではない、どころかセックスするのが苦痛、嫌、もう触れられるのも無理、って人がですよ?
その一方で性欲がどうなっているのか?自分で解消に何を使うのか?って気になりませんか?
そう!それ私のこと!
いやいや人に聞くならまず自分が喋れ、ということでとりあえず私はこうだよ!って話をしていこうと思います。
まず、第一に私は自慰行為自体を特に悪いことだと思ってません。好きか嫌いかで言うとそれなりに好きです。
スッキリするし、なんとなく寝付きが良くなる(気がする)からです。なのでしたときに罪悪感とかそういうのは微塵もありません。
頻度はだいたい日に1~3回くらいでしょうか。これは男性ならまあ一般的な回数みたいです。(周りの友人情報)
欲求にはある程度周期があります。これは体内の精子量に比例するところが大きいのですけど(つまり抜いたら収まる)、それ以外に時間的にも周期的な強さの変化があります。
だいたい朝が一番強くて、昼に弱くなって、夜にちょっと戻るくらいでしょうか。
ただこれはあくまで自慰がしたい欲求であって誰かと行為を行いたいとか触れたいという欲求ではないのでこれを性欲と呼ぶのかは微妙。
じゃあ一番大事な話に行きましょう。
何を使ってするのか?
というところですね。
俗に言えば「おかず」。
なんべんもなんべんもなんべんも言ってる通り私はセックスがしたくありません。
街なかでベタベタしてるカップルも気持ち悪いです。
・・・じゃあお前何見て興奮するの?ってところですよね。
ところがこれが不思議な事に自慰に関しては一般の男性と何ら変わりません。
主なのはビデオと漫画、画像でしょうか。
普通に男女がまぐわっているものを見てちゃんと(?)興奮を覚えます。
ところがビデオのほう、つまりいわゆる3次元の男女の場合、私はそれを外から見ているということに対して興奮を覚えます。
逆に言うとそこに映っている綺麗な女優さんと致したいとは全く思いません。
これ、調べたら性癖の一つであるみたいです。(性的指向じゃなくて性的嗜好のことです)
その名も
性交窃視性愛
性交を、窃視する(覗き見ること)で、性的な興奮を覚える。
・・・なんかちょっと中二病っぽいネーミング!必殺技でありそう!
ちなみ倒錯性癖らしいですよ!
・・・誰が変態だ!!
じゃあ漫画、画像など、つまり、
現実に存在しない、二次元の女性についてはどうなのか?
これがまたすごい不思議なんですけど私彼女らとなら致せるし、致したいと思うんですよね。
わあ気持ち悪い!
あくまで仮説ですが、二次元という理想化された存在には私が嫌悪を感じる生々しさみたいなものがないんじゃないかと思います。
こう改めて書いてみると、あいも変わらずめんどくさい体してるな自分・・・という印象でしょうか。
あんまりおおっぴらに話すようなことではないけど、他の人がどうなのかっていうのはちょっと興味があります。
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