せっくすが気持ち悪くてできない男の話

ノンセクシャルの成人男性が言いたいことをぶちまけるブログです。

勉強会@同性婚

皆様こんばんは。

 

昨今、議員など影響力のある方々のセクシャルマイノリティに対する差別的発言が問題になっています。

「同性愛には生産性がない」とか?

(なるほどじゃあ異性愛者ですけど物理的不能の私には税金の援助が望めないわけですね?)

LGBTばかりだと国が滅びる」とか?

(なりたくてなってないし、そんな国ならもう滅びれば?)

まあ、あれですよね。

 

馬鹿って怖いなぁ・・・

 

って思いますよね。

 

上で書いた人たちにはもうあらゆる方向から色んな人が言いたいことを全部言ってくれてるから今回はあえて深く言及はしませんが・・・。

 

知らない、ということが(たとえ悪意がなくても)人を傷つけることは多々あります。これはセクシャルマイノリティに限った話ではありませんが。

だから不用意に人を傷つけないためには勉強して理解することが必要です。

というわけで今日は勉強会。

 

本日のテーマは同性婚です。

 

同性婚、それは同性同士が法律的に認められた結婚関係を結ぶこと。

現在世界ではアメリカ、オランダ、カナダなどを筆頭に20以上の国で同性婚が認められています。

一方で日本では同性婚が認められていません。そもそも憲法24条には、

「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、・・・」

と書いているため、普通に読めば憲法では異性婚のみが認められています。

(ただしこれは憲法解釈の問題なので法学者の間でも意見が別れています)

ちなみに申し訳程度ですが、日本では条例レベルでは「同性パートナーシップ制度」というのが自治体によっては設けられています。

 

と、ここまでが基礎知識なのですが、正直こう思いません?

 

別にわざわざ国に認めてもらわなくても勝手に結婚すりゃよくね?

 

って。

 

大変恥ずかしながら私は以前そう思っていました。

たかが紙切れ一枚出すか出さないかってなんか問題あんのかって。

無知ですねー。馬鹿ですねー。

 

同性婚が認められないということは同性のパートナーは法律上赤の他人となります。

 

さてこれ何が問題かというと、

・遺産の相続ができない

配偶者控除が受けられない

・養子が取れない

・入院や手術の同意ができない

などがあります。

 

同性パートナーは法律上赤の他人、ということは、

 

結婚しようと思っている人と道ですれ違ってる人が同じ扱いということです。

 

道ですれ違ってる人に遺産相続の権利あったらめっちゃ嫌じゃないですか?

勝手に手術の同意書にサインされたらめっちゃ怖くないですか?

そういうわけで法律的に同性パートナーにはこれらの権利が一切ないわけです。

おかしいですよね?

気持ち的には家族になろうって人に権利がないなんて。

 

一方で同性婚反対派が主張するデメリットには以下のようなものがあります。

・人口が減少する
・結婚制度が自分たちの利益のために悪用される
・伝統的家族間が崩れる
・子どもが可哀想

はい。

あの・・・もう全部意味不明なんですけど。

まああらゆる場所であらゆる人から反論は来てるんですけど、一応書いときますと、

・人口が減少する

同性婚認めなかったら同性愛者が異性と結婚して子供産むのか?


・結婚制度が自分たちの利益のために悪用される

→それ別に同性婚に限った話でなくね?


・伝統的家族間が崩れる

→その伝統とかいう古臭い制度は個人の利益より重要ですか?


・子どもが可哀想

→その理屈だとシングルマザー・ファザーの子供は2倍可哀想ですけど。

 

こんな感じですか。まあ細かい話に突っ込まれるなら同性婚成立のために活動してらっしゃる方々が完璧に論破できるくらいのものを用意してくださってると思うので、ざっくりこれくらいで。

 

つまり意味不明な理屈で一方的に権利を侵害されてるわけですからなんとも残念な国ですね。

 

セクシャルマイノリティの問題は他にも多々あるわけですけど、特にこういう制度とか法律とかで解決するものはさっさと解決してほしいなぁと思います。

頑張れ政治家!!

 

最後に最近Twitterでもバズってた、動画を見て頂いて締めくくりさせていただきたいと思います。

ニュージーランド議会でモーリス・ウィリアムソンさんが行った演説です。4分くらい。

www.youtube.com

 

 

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