せっくすが気持ち悪くてできない男の話

ノンセクシャルの成人男性が言いたいことをぶちまけるブログです。

AV見るの?

見ます。

 

皆様こんにちは。

 

本日はノンセクシャル男性の「私が」できることと、できないことのお話をしようと思います。

つまりですね、ノンセクシャルはなんか知らんけど性行為が気持ち悪いらしい、でも「あれ」とか「これ」とかはどうなんだろう? というのにお答えしようと思います。

これは皆が知りたいこと、というより私が他のノンセクシャルの人に聞いてみたい(けど流石に聞けねえ)っていうことを先手を打って公開してしまえ、って企画です。

 

できないこと苦手なこと

 

・セックス

未体験だけど無理だと思う。でもものすごい頑張って我慢すればできるかもしれない・・・くらいの感じです。我慢してまでやることに意味があるとは思えないというか行為を行う趣旨が違うと思うけども。

想像するとだいたい車酔いのピークちょっと前くらいの不快感と吐き気を感じます。ですが考えるのをやめるとすっと収まります。

 

・キス

これも未体験だけど無理そう。セックスほどではないにせよやっぱり想像すると気持ち悪く感じます。

 

・(男女問わず)人に触れられる

部位によりますがまあまあ苦手。

握手とかは全然大丈夫。

腕もまあ大丈夫。

肩とか背中は結構きつい。

首とか太もも、お腹あたりはもはや辛いししんどい。(なので髪切る時にシャンプーされるのがめちゃくちゃ辛い)

普通に暮らしてたら触れられないところが特に苦手みたいです。

だから合コンの女子モテテク!みたいなのに載ってる「さりげないボディタッチ!」とかされたらドン引きします。いやーモテるイケメンでなくてよかった!

 

・道歩いてるカップルを見る

他人のことですがこれもまあまあ気持ち悪くて辛い。

手繋いでる<腕組んでる<ちゅーしてる

の順番できしょいです。見つけたら大体の場合下向いて歩いてます。

クリスマスに一人でメロンブックス行った日の道中は辛かった・・・。

 

・友達の誰がヤッたとかヤッてないとかそういう下ネタ

よくいますよね、AさんとBくんが付き合ってると聞くやいなや「もうやったん?」って聞くやつ。聞いてもいいけど私のいないところで聞いて欲しい。ていうか大人なんだからヤッてるだろ何の確認だよ。って思いながら頑張って話を逸らします。これも気持ち悪い。

 

・自分や他人(男性)の体を見る

これも苦手です。さすがに目隠しで風呂入ったりはしませんがあまり好きではないですし、銭湯でタオル巻いてない人にはおおぅ・・・ってなります。女性向け写真集の表紙みたいな引き締まったイケメンの写真でも無理。これはノンセクシュアル由来なのかはわからないですが・・・。

 

・他人(女性)の体を見る

基本的には大丈夫ですが、映像の女性器が見れません。

つまり無修正が見れません。これは気持ち悪いというよりは怖いに近い。

他の男性の友人に聞いた所、無修正>修正ありで好きという人と、どちらでもかまわないという人がいました。一般的にどうなのかはちょっとわかりませんが苦手という人は少ないのかなと思います。

 

できること好きなこと

 

・自慰

できる、というかします。普通の人がどれくらいしてるのか知らんけど多分人並みにしてると思います。冒頭に書いてるAV見ますもそれですね。AVも見るし成人向けの漫画も読みます。これは全然気持ち悪くない。

でも楽しいからやってるかというとそれはちょっと違う気がしています。男性ならたぶんノーマルの人でもわかると思うんですが、どちらかと言うと「溜まったから出す」っていう排泄に近い行為だと思います。明日からしなくていいよって言われたら結構喜ぶ。

 

・(男女問わず)人に触れる

触れられるのは無理だけど触れるのはいけます。といっても自分がされて嫌なことなので(特に女性には)極力触れないようにはしていますが。

 

・恋愛の話

むしろ男性の中では好きな方ではないかと思います。誰が好きとか誰が付き合ってるとか誰が別れたとかそういう話は積極的に聞けます。苦手なことに書いたとおり下ネタ的な方へ行かなければ平気です。ただこれはアセクシャルノンセクシャル界隈では苦手な人のほうが多いみたいですね。

 

以上

 

さて・・・並べてみると、なんだかよくわからなくなってきますね。

結局何があかんねん?って感じです。

AV見れるけど駄目ってことは自分が関わると駄目なのか、でも他人が手繋いでると気持ち悪い・・・?というふうにOKラインが非常に曖昧です。

 

私自身もなんか変だなーと思い始めた頃から自分の気持ち悪いスイッチの入るタイミングを観察し続け、今現在ではなんとなくこれじゃないかなという原則を見つけました。

 

それが生々しいかどうか。

 

生々しい、大辞林第三版によれば

その場の情景を目の前で見ているような、いかにも現実的な感じだ。

だそうです。

 

つまり、AVとか成人向け漫画はどこか他の世界の出来事だから大丈夫で、

実際に知っている人が性行為とかそれに近い行為をしているとか、あるいは自分自身に触れられるとか、現実に入ってくると駄目なんじゃないかと思っています。

私がネットなんかで調べた範囲ではノンセクシャルアセクシャルもAVは大丈夫という人は結構多かったです。同じ理由なのかはわかりませんが・・・。

 

人によっては恋愛の話でも苦手どころか無理という人もいます。

私の場合はスキンシップ多い人は苦手。

ただ問題はそれを伝えるのがなかなか難しいというところにあります。向こうは悪意がない、どころかどちらかと言うと好意をもって接してくれてるわけで、それをあんまりむげにするのはよろしくない。けど特にすごく仲がいいわけではないとか、仕事で関わる人とかだと「やめてください」とはなかなか言えないところはあります。

 

ただ、そういう人もいるんだなーって知っておいてもらえるだけでも、私や相手に多くのメリットがあると思っています。私も恋愛の話が無理という人は実際にお会いするまで意識にありませんでしたが、予め「苦手です」と言ってもらえるとこちらも相手を不快にする話題は避けようとか、そういう意識を持って応対できるようになりました。そしてそういう人を知っていると、次からは一旦「恋愛の話大丈夫ですか?」と確認するような選択肢もできますからね。

世の中が色んな人に住みやすくなるといいなーと思います。

 

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佐野 (@sano192) | Twitter