せっくすが気持ち悪くてできない男の話

ノンセクシャルの成人男性が言いたいことをぶちまけるブログです。

なぜアセクシャルにはオタクが多いのか?

皆様こんばんは。

 

結構前から思っていることがあります。ええ、タイトルのまんまなんですけど。

 

なぜ、アセクシャルにはオタクが多いのか?

 

というのが今回のお話です。

 

オタク、と言っても最近は色んなジャンルがあるのであれですが、アセクシャルの方々、主に漫画、アニメ、舞台などの創作物界隈に造詣の深い方が多い印象です。

 

私もそのへんの人よりは漫画をたくさん持っていますし、アニメなんかも結構見る方ですが、アセクシャルのオフ会に行ったとき、

 

話の通じ方がすごい。

 

これはオタクに限らずだと思うのですがお互いに知らないことを話すときは前提知識を多く語らないと会話ができません。

例えば『ワンピース』の話をする時に「どんな話なの?」と聞かれることはほぼありませんが「『セックスしたい、したくない』ってさ…」と言うと「待って待ってなんの話?」ってなりますよね。

(※アセクシャルを取り扱った漫画です。 セックスしたい、したくない(四ツ原フリコ))

 

このオタク的基礎知識「深さ」が深い人が非常に多い印象です。ある程度有名な漫画やアニメなら一発で通じて中身の説明がいらない人がほとんど。

 

では、なぜなのか?

 

皆さんは必須アミノ酸ってご存知ですか?

 

アミノ酸とはタンパク質の構成物質です。早い話が、私達の体はアミノ酸でできています。

 

そのうち必須アミノ酸は体内で合成ができないものを言います。つまり必須アミノ酸は自分で作れないため、食事から摂取しなければ死にます。

 

ちなみに極端に偏った食生活でもしてなければ現代日本必須アミノ酸が不足することはないそうです。お高いサプリメント買うならよく調べてからにしようね!

 

この必須アミノ酸。これ、感情にもあるんじゃないかと思うのです。

 

ここからは私の憶測ですが、

 

例えば「楽しい」という感情。

無いと死にますよね。

なので「楽しい」は必須感情素

 

意外と知られていませんが実は適度なストレスはむしろ体に良いです。

つまり「ストレス」必須感情素

ただし「適度な」です。人によって適度の程度も違うので気をつけて、無理しないように。

 

そして必須感情素のなかにひとつ、これがあるんじゃないかというのが

 

ときめき

 

ときめき・・・「ときめく」の連用形、もしくは名詞化したもの。

辞書で引くと「喜びや期待のために胸がドキドキする」という記述があります。

 

アセクシャルでない人は主に恋愛から「ときめき」を摂取しているのではないか?

 

アセクシャルの人々は恋愛から「ときめき」を摂取できないため、代替物として漫画やアニメ、舞台などの創作物から摂取しているのではないか?

アセクシャルの人はオタクが多いのではないか?

 

というのが佐野仮説です。

 

私が人生で一番ときめいたのは立川シネマシティでガールズアンドパンツァー劇場版を見ていた時、最後大洗女子学園が優勝して、駆けつけた会長がみほさんに抱きついたシーンを見た瞬間でした。(早口)

もうあの時の感情を「ときめき」以外のなんと呼べばいいかわかりません。もう号泣でしたよ。とてつもなく幸せな記憶です。

 

そしてアセクシャルでない人の、とりわけ「恋愛脳」と言われる人は恐らく、このときめきという必須感情素をほぼ「恋愛」から摂取しているのではないかということです。

だから恋人を常に探しているし、失恋したらめちゃくちゃ元気なくすし、「恋人欲しいと思わない」って話に「なんで?」と聞くのではないかと。

なぜなら彼ら彼女らはそれ以外から摂取できる「ときめき」の量が少ないか、まったくないから。

「じゃあどうやってときめきを得ているの!?」という意味で「なんで?」という質問が出てくるのではないか?

だからあの人達と仲良くできないんじゃないかなぁ…?

 

まあ、実験したわけでもなければ科学的根拠もなーんにもない話なので「妄想乙」で終わりなのですが、そんな与太話でした。おわり。

 

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あたいはノンセクよ!!!

皆様こんばんは。

 

おかげさまで一周年を迎えました(さぼりさぼりですけど!)当ブログ、だいぶ前にですけどこんな記事を書きました。

 

nonseku.hatenablog.com

内容だけ要約しますと

ノンセクシャルであることをカミングアウトしたほうが楽!」

「実際に言ってみるとこんな感じだった」

って話なんですけど、さて、当事者の皆様、

 

カミングアウトしてますか?

 

あ、してない!?

 

よくないですねー!!しましょう!!

 

とかは言わないです。ご安心を。

今回の記事は「カミングアウトしましょう」ではなくて「カミングアウトしたいけど怖い…」って人のために、こうやったらできるよ!という話をしようと思います。

 

カミングアウトにはメリットがあります。

一つにはなんとなく嘘ついてるなー…っていう謎の嫌な気持ちにならずに済むこと。

もう一つはいちいち話を合わせなくてもいいこと。

その他にももしかしたら仲間が見つかるかも!とか、恋愛するにあたって先手を打って行為が難しいことを伝えて置けること、などなど…。

まあともかく私の経験的にはやったほうが楽でいいよって感じです。

 

ただし、無理強いはしません。実際アホな方の性愛者に言っちゃうとかえってめんどくさいことになったりもしますからね!

「うっそー!ありえないでしょー!」とか言われたときのめんどくささといったらもう……もう!

 

繰り返しですが今回の記事は「カミングアウトしたいけど怖い」人向けです。

「はなからカミングアウトする気がない」とか

「いや別に怖くないわ」って人は

そういうやつもいるんだなーほぉーんとか思いながらてきとーに読んでくださいね。

 

さて、今まで「聞かれたら言う」スタンスで10人弱に伝えてきたカミングアウト3段の私ですが、最初からバンバン喋れたかと言うと全くそんな事はありません。

 

カミングアウトには練習が必要です。

 

あなたがフルマラソンに出場するとしましょう。

よし!エントリーしよう!から即刻42.195kmは走りませんよね?

普通まずは5kmから練習して…慣れてきたらだんだん距離を伸ばそう…と思いますよね?

 

カミングアウトも同じ手順をたどりましょう。

簡単なところから練習して、徐々にカミングアウトの範囲を広げていきます。

 

まず、一番信頼できる人を一人、思い浮かべてください。

親や兄弟姉妹でもいいですが、近すぎてカミングアウトすると大変そうだ…と思うなら友達で構いません。

 

最初に行うのは脳内シュミレーションです。

試しに頭の中で、二人でお話してみましょう。

シチュエーションは何でも良いですが、特にその人とよく会うところがいいですね。例えば居酒屋とか、喫茶店とか。

周りの人に聞かれることに抵抗があれば個室の設定もつけちゃいましょう。

いつもと同じくなんとなーく他愛のない話をしていきますがさて…どのタイミングで打ち明けましょう?

 

「実は聞いてほしいことがあって…」でもいいですが、話の流れから、が私の経験的には一番楽でいいです。

「恋人できた?」にカウンターで「実は私アセクシャルでさ」とぶちこんでいくとか。

「この人かっこよくない/可愛くない?」に「あーあんまりそういうの興味なくて…アセクシャルっていうんだけど…」とか。

 

その後相手がなんて返してくるかも考えてみましょう。

一番ありそうなのは「え?アセクシャルって何?」でしょうか。そして自分が説明して…もし伝える自信がなかったらイラストや漫画なんかで紹介されているのをスマホで見せるのが良いかもしれません。

 

ちなみに私が初めて喋ったときは

 こちらをお借りしました。

一通り読んでもらった後、「へーなるほどねー」って言われました。

 

さて、十分シュミレーションができたら実践です。

練習した状況になったら思い切って、打ち明けましょう!!

 

っていうのがおっそろしくできないんですよね。

 

はじめてのときは特に、なぜか喉の途中で喋ろうとした言葉が止まるんですよ。

なに?喉の真ん中に関所でも置いてあんのか!?ってくらいに。

一回関所ぶっ壊せると後結構楽にできるようになるんですけど、初回が一番大変です。何回か言おうとして失敗して…を繰り返してようやく言えるものだと思っておいてください。

別に一回で完璧に成功する必要もないし、今日は気分じゃねえなと思ったら次回に回してもいいですからね。

 

さて、晴れて一回目のカミングアウトを一番信頼できる人にできたあなた。おめでとうございます!

 

どうでしたか?

 

たぶん思ってたリアクションと違ってたでしょ?

 

なんか思ったより素直に受け入れられた…?かもしれませんし、いやもうほんとやらなきゃよかった…!かもしれませんが、たぶんシュミレーション通りにいった人はいないと思います。

だって人間相手ですからね。

他人が想定したとおりに動くわけがない。

 

でも大丈夫!よかったにせよ最悪だったにせよ、

 

生きてるし怪我してないから!

 

案外大丈夫だったらこれからどんどん他の人にも喋ってみたらいいし、最悪だったならもう一生黙っててもいいです。

でもどちらにせよ他人に自分のセクシャリティ喋った程度で死にはしません。

「たいしたことじゃない」と(自分に言い聞かせててでも)思ってしまうのがカミングアウトの一番のコツです。

 

カミングアウトするもしないも自由。どんな形であれあなたが自分で自分のことを決めて、楽しく生きていけることを願っています。

 

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勉強会@同性婚

皆様こんばんは。

 

昨今、議員など影響力のある方々のセクシャルマイノリティに対する差別的発言が問題になっています。

「同性愛には生産性がない」とか?

(なるほどじゃあ異性愛者ですけど物理的不能の私には税金の援助が望めないわけですね?)

LGBTばかりだと国が滅びる」とか?

(なりたくてなってないし、そんな国ならもう滅びれば?)

まあ、あれですよね。

 

馬鹿って怖いなぁ・・・

 

って思いますよね。

 

上で書いた人たちにはもうあらゆる方向から色んな人が言いたいことを全部言ってくれてるから今回はあえて深く言及はしませんが・・・。

 

知らない、ということが(たとえ悪意がなくても)人を傷つけることは多々あります。これはセクシャルマイノリティに限った話ではありませんが。

だから不用意に人を傷つけないためには勉強して理解することが必要です。

というわけで今日は勉強会。

 

本日のテーマは同性婚です。

 

同性婚、それは同性同士が法律的に認められた結婚関係を結ぶこと。

現在世界ではアメリカ、オランダ、カナダなどを筆頭に20以上の国で同性婚が認められています。

一方で日本では同性婚が認められていません。そもそも憲法24条には、

「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、・・・」

と書いているため、普通に読めば憲法では異性婚のみが認められています。

(ただしこれは憲法解釈の問題なので法学者の間でも意見が別れています)

ちなみに申し訳程度ですが、日本では条例レベルでは「同性パートナーシップ制度」というのが自治体によっては設けられています。

 

と、ここまでが基礎知識なのですが、正直こう思いません?

 

別にわざわざ国に認めてもらわなくても勝手に結婚すりゃよくね?

 

って。

 

大変恥ずかしながら私は以前そう思っていました。

たかが紙切れ一枚出すか出さないかってなんか問題あんのかって。

無知ですねー。馬鹿ですねー。

 

同性婚が認められないということは同性のパートナーは法律上赤の他人となります。

 

さてこれ何が問題かというと、

・遺産の相続ができない

配偶者控除が受けられない

・養子が取れない

・入院や手術の同意ができない

などがあります。

 

同性パートナーは法律上赤の他人、ということは、

 

結婚しようと思っている人と道ですれ違ってる人が同じ扱いということです。

 

道ですれ違ってる人に遺産相続の権利あったらめっちゃ嫌じゃないですか?

勝手に手術の同意書にサインされたらめっちゃ怖くないですか?

そういうわけで法律的に同性パートナーにはこれらの権利が一切ないわけです。

おかしいですよね?

気持ち的には家族になろうって人に権利がないなんて。

 

一方で同性婚反対派が主張するデメリットには以下のようなものがあります。

・人口が減少する
・結婚制度が自分たちの利益のために悪用される
・伝統的家族間が崩れる
・子どもが可哀想

はい。

あの・・・もう全部意味不明なんですけど。

まああらゆる場所であらゆる人から反論は来てるんですけど、一応書いときますと、

・人口が減少する

同性婚認めなかったら同性愛者が異性と結婚して子供産むのか?


・結婚制度が自分たちの利益のために悪用される

→それ別に同性婚に限った話でなくね?


・伝統的家族間が崩れる

→その伝統とかいう古臭い制度は個人の利益より重要ですか?


・子どもが可哀想

→その理屈だとシングルマザー・ファザーの子供は2倍可哀想ですけど。

 

こんな感じですか。まあ細かい話に突っ込まれるなら同性婚成立のために活動してらっしゃる方々が完璧に論破できるくらいのものを用意してくださってると思うので、ざっくりこれくらいで。

 

つまり意味不明な理屈で一方的に権利を侵害されてるわけですからなんとも残念な国ですね。

 

セクシャルマイノリティの問題は他にも多々あるわけですけど、特にこういう制度とか法律とかで解決するものはさっさと解決してほしいなぁと思います。

頑張れ政治家!!

 

最後に最近Twitterでもバズってた、動画を見て頂いて締めくくりさせていただきたいと思います。

ニュージーランド議会でモーリス・ウィリアムソンさんが行った演説です。4分くらい。

www.youtube.com

 

 

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お悩み相談のこぉーなー

皆様こんばんは。

 

本日もお悩み相談を頂いたのでその御返答をしていこうと思います。

 

今回のお話は具体的かつデリケートな話であるため、載せようかどうかかなり迷いました。

ですがご質問者様からは許可いただいており、同じようなことで悩んでいる人もいるかなぁと思ったので、最終的には掲載することにしました。

このブログ自体がアセクシャルというかなり狭い業界のブログであり、ご質問者様の友人等がこのブログに辿り着いて記事を読んだ場合、意図せずして誰のことかわかってしまう可能性があるため、内容を損なわない程度にご質問を一部改変しています。ご了承ください。

 

最近お付き合いした彼氏が、もしかすると、ノンセクシャルアセクシャルかもしれなくて、色々自分と合わない部分に直面し、私はすごく好きなので、すごく苦しくて、悲しい現実を突きつけられて悩んでおります。

彼は無性愛、非性愛ということを認めてはおらず、私が無性愛なのではないか?という話をしたら、認めたくないし、100パーセントそれでは無いと思うけど、そのけはあると思うと言われました。

彼から言われたのは性欲が自分は薄いんだと言われました。
キスとかハグとか手を繋ぐとかはできるけど、(長時間したくはないんだと思います)性行為は正直したいと思えないと言われました。
私は、その時ノンセクシャルとかアセクシャルとか知らなくて、まだ早いし、照れ屋さんだし、時期にしたくなるもんなのかなと思って、そういう行為のために付き合ってるわけじゃないし、そういうことしなくても私はあなたが好きだよと伝えたんです。

でも、こないだお泊まりに行った際に、私がリードして行為をしてしまいました。

その日からすごく不自然というか、相手が私に対して、すごい避けてるというか。
で、お泊まりもしたくないと言われ、ベッドも別々に寝たいと言われ、めちゃくちゃ後悔しました。

でも彼も私を傷つけまいとはっきりとは言わないので、気持ちが分からなくて、ノンセクの友達に相談したところ、その人ノンセクシャルやでって言われて、ネットで調べてあのブログに行き着きました。

でも私が謎なのは、ノンセクシャルとかアセクシャルの人って、そういう性的なことをされた時に勃つのかということと、もしそういうことをしてしまって気持ち悪いと思ってしまったら相手のことを気持ち悪いというふうに見えてしまうのか、その点がすごく気になります。

彼にはもしかしたら振られるかもしれない状態でものすごく悲しいです。

 

 

(回答)

 ご質問頂きありがとうございます。

 

そもそも、ですが彼がノンセクシャルアセクシャルかということは正直あまり意味のない問題だと思います。定義は一応ありますが、結局本人がどう感じているかだけなので。

 

ですので彼氏さんが明確にノンセクシャルアセクシャルかどうか、というところは一旦置いておき、その上で一般的なアセクシャルノンセクシャルについては…という話になりますが、

 

①もしアセクシャルノンセクシャルが性的アプローチをかけられたときに体が反応するか

 

これは人によりますとしか言えません。

例えば私の場合は反応しないどころかおそらく不快感で死にそうになります。でも彼氏さんはたぶん体自体は反応するノンセクシャルだったのだと思います。突き詰めれば生理現象の一つですからね。


性嫌悪でも肉体的なものの他に精神的なものもあります。

例えば思春期に自慰行為を行うことにある種の後ろめたさを感じるとか、ある宗教が婚前交渉を禁じているのにそれを犯してしまったときに感じる罪悪感とか、そういうのものの一つとして性行為が嫌な気持ちになるもの、という認識を持っているのかもしれません。

 

②行為をしてしまった場合、相手のことを気持ち悪いと感じるかどうか

 

正直に言うと本人に聞いてみないとわかりません・・・。

しつこいようですがもう全部「人による」としか言えませんので・・・。

 

私からすれば彼氏さんの言い分もよくわかります。

ほとんどすべての男性は性欲があって、相手の性欲を満たしたり性行為から得られる充足感を相手に与えることができるのに自分はそれができない。

そしてそれを我慢させることは良くないことで辛いこと。

だったらもう自分以外と付き合ったほうが相手は幸せなんじゃないかとか。

それが実際でないにせよなんとなくそういうこと考えちゃうことはあります。

 

恋愛も性行為も日々の生活の話ですから、もしあなたが性的なことをしないと辛いという気持ちが強いのであれば、正直その関係を維持するのは難しいかなぁと思います。

ですがそうでもなくて、彼氏さんと付き合いを続けたいという気持ちが強いのであれば、「そういうことは少なくてもいいから付き合い続けたい」ということをしっかり伝えるのが一番良いと思います。


お話を聞いた感じ、彼氏さんは性行為に関しては物理的かつ完全に不可能なわけではなくて、キスなんかもできるのであれば、結局お互いがどこに妥協点を見出すかという問題になると思います。
(彼氏さんと書いているのであなたは女性だと仮定してですが)女性側からそういう話をするのはすごく大変なことだと思いますが、

結局人間同士は喋らないとお互い何もわからないと思うので、私はこれがしたいけどあなたはどうとか、逆にここまでなら私も我慢できるとか、しっかり対話するのが一番だと思います。


恋愛の温度差はどこのカップルもある話だと思いますがこればっかりは相手の気持ちによる話なので難しいですね。

ただ彼氏さんも別にあなたのことがそこまで好きでないとか、そういう理由で別れを切り出しているわけではないと思うので、まずは自分の気持を伝えて、その上で相手がどういう言葉を返してくれるのかというのを確認するといいのではないでしょうか。

 

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当ブログが本になりました!!

嘘です。

 

本に「しました」

 

せっくすが気持ち悪くてできない男の話

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いわゆる自費出版ですが、一円もかかってません。

※2021/9/26追記

BOOTHでpdf版を販売しました!!

booth.pm

kindleはちょっと…とか、kindle is 何?という人はこちらでご購入ください。

ただし、BOOTHは設定できる最低価格が100円なのでkindle版より1円高いです!ごめんなさい!

 

ちらっと中身。

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Amazon電子書籍(kindle)を出版できるkindle direct publishingというサービスを使っています。

詳しくはググってもらえば死ぬほど詳しく教えてもらえるのでここでは詳細を割愛しますが、めっちゃ簡単に出版までいけます。

 

というわけで当記事は宣伝です!

 

が!

 

先に言っとくとこの本に新しい内容は全くありません!!

全部このブログで今まで書いた内容になります。

 

つまり!!「無料」で「全部」、ここで読める!!

 

まあ一応ね……一応普通の本っぽく読めるようにほぼ全部書き直してるんで描き下ろしなんですけど……。

内容はこのブログの読者様だったら「あ、これ前読んだわ」ってなるわけです。

 

じゃあなんでわざわざ作ったん?

  

お金欲しいまずはこちらを見てください。

 

Amazon.co.jp: アセクシャル: Kindleストア


kindleストア(Amazon電子書籍です)で「アセクシャル」を検索した結果です。こんな感じ。

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なるほど面白そうな本がたくさん並んでますねー。

 

……でも、なんか思ってたんとちゃうくない?

 

もうちょいこう……

「2時間で馬鹿でもわかるアセクシャルとか、

アセクシャルって何?~性欲がないとは?~」とか、

社会学から見たアセクシャル 著者:○○大学教授、山本権三郎」みたいな本がさ、

あると思ってたんですけど。

 

もうぜーんぜん無い。

 

じゃあアセクシャルを本気で調べようと思った時どうすりゃいいんだよ……って思いません?どうせネットで「セックス できない」みたいに検索してもセックスレス解消法!どぎついパンツで誘惑しよう!」みたいな記事しか出てこないくせにさ……。

 

 

あ、そうか。

 

本がないなら作ればいいじゃない。

 

と、正月に思い立って、このブログの中でもアセクシャルノンセクシャルの内容に絞って、いそいそ書き直しまして作りました。

 

なんと99円!

kindle本体持ってなくてもスマホタブレット、PCを持っていればアプリもしくはブラウザで読めます!

kindle unlimited(月額読み放題)に入っていればなんと無料で!!

販売ページ行けばサンプルも読める!

(宣伝終わり)

 

ちなみに買って頂けると一冊あたり私に32円入ります。

100万部のベストセラーになったら3200万入ります。アツいな。

ちなみに何人かに買って頂けてます!!もう嬉しすぎて吐きそうです!ありがとう!

ていうかレビュー書いてくれた人まじでありがとう!もうまじでありがとう!!抱きしめに行くわ!(性嫌悪あるけど)

 

まあ……

正味の話別に買ってくれなくていいです。

だってこのブログで内容読めるしな……?

お金目当てならこんなクソニッチ需要しか無い本書かないし。

そもそも私はAmazonアセクシャルの本がまったくない状況に苛ついただけでして。

今回本を出したことでこれは解消したので(なんとAmazon行って「アセクシャル」で検索すると自分の本二番目に出てくるんですよ!嬉しくない!?)この状況で私はすでに満足しています。

 

ただね?ただ、欲を言うと、

他の人が書いた本も読みたいなー……

とか思います。

 

まじでAmazonのアカウントあったら無料で簡単に作れますから。

microsoft word持ってないんでgoogle document(無料)使って書いたあと、ネット上のコンバータ(無料)使って電子書籍形式にして、フリー素材(無料)の背景持ってきてペイント(無料)使って文字入れて表紙作って、Amazonくんにアップロード(無料)しただけ、なんで一円も金かかってないですからね。

 

そんで今4人に買って頂いてなんと128円入ってきますからね?すごくないこれ?

 

というわけで今回の記事の結論は

みんな本書こうぜ!!

でした。

ブログでもいいから!!

 

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ご質問のこぉーなー

皆様こんにちは。

本日は質問箱の方へご質問を頂いたのでそちらのお話を。

 

佐野さん初めまして、いつも楽しくブログ拝読させて頂いています。

私はアセクシャルを自認している女なのですが、オフ会やイベントなどに参加して交流を図ってみたいな、、と考えています。

SNSやネットなどで調べてみたのですが、セクシャルマイノリティー全般ではなく(今回は純粋に広義のアセクシャルの方々とお話がしたいと考えているからです)アセクシャルノンセクシャルの情報が見つかりませんでした。

佐野さんはどのようにしてオフ会やイベントの情報を収集されているのでしょうか?

突然の質問箱すみません、2019年も無理のないペースでブログ更新楽しみにしています。

P.S 大阪在住で関西開催のオフ会に参加したいと考えているので、もし会場でお会い出来た際には何卒宜しくお願いします。

 

(回答)

ご質問ありがとうございます。

オフ会に参加してみたいけどなかなか情報が見当たらないというお悩みですね。

 

身も蓋もない話するとアセクシャルのオフ会ってそんな頻繁に開かれてません。

特に関西で・・・ってなるとほぼないです。

 

・・・ということを前提とした上で。

私が今まで参加させて頂いたオフ会は全部Twitterで見つけたものになります。

アセクシャル関連の方々をフォローしてるとそういうお話が回ってくるのでそこで見つけるか、定期的に「アセクシャル オフ会」とかで検索するとあれば引っかかってくるんじゃないかなという感じですね。

 

一応私個人でアセクシャルとかその関連の方々をひたすらフォローしてるリストがあるので、そのリストごとフォローするとよく情報が回ってきます。

@sano192/アセクノンセクセクマイ on Twitter

(ただ今430人まで膨れ上がったので全部追うのしんどいよ!!って人はプロフィール欄見ながら気になる人だけポチポチフォローしていくのがいいかも・・・)

 

今の所オフ会開催最大手はにじいろ学校様(NPO法人です)なので、そちらのTwitter定期的に見てるとオフ会情報がよくあると思います。

twitter.com

ちなみに一度大阪で開催してくださったこともあります。拠点は東京ですが、結構地方を回ってくれているみたいなので遠方にお住まいの方も望みがあるかもしれませんね。

 

さて、オフ会はあまりない。がしかし、アセクシャルの人とは喋りたいと。

解決策の一つとしてアセクシャルの方とインターネット上で絡みにかかるというのがあります。

個人のアセクシャルで話の合いそうな方にリプライ送ってみるとかそういうのですね。(この質問箱に送っていただいたのもその一つだと思いますが)

上に挙げたリストのなかでもよくアセクシャルの方同士でお悩みの相談されてたり、わかりますー!が飛び交ってたり、もうアセクシャル関係ない趣味の話で盛り上がってたりします。

また、オフ会ほど堅苦しくないもので、二人とか三人だけで集まる小規模オフも開かれてたりしますね。これだと会場押さえたり参加者管理したりが比較的楽になるので集まって話しやすいという利点があります。

ちなみに私だったら呼びつけてくれたら仕事休みの日なら会えますよ!

あ、嫌ですか!そうですか!

 

あと私が知っているところだと「店長さんがアセクシャル」のバーが大阪にございます。

www.localbarsfinder.com

もともと大阪で開催されたオフ会でお会いした店長さんにお名刺頂いたものです。

私も一度だけですが行かせていただきました。

近鉄長瀬駅降りて川沿いに10分くらい歩くと着きます。

アセクシャルバー」でなくてあくまで「アセクシャルの店長さんがいるバー」なので、アセクシャルの人が集まっているとかそういうことはないのですが、結構ラフな感じで店長さんとも話しやすいのでお楽しみ頂けるかと思います。

基本的にアセクシャルであることは公言されている方なので、そのへんの話も聞けばしてくださいますし、こちらの話も聞いてくださいます。(ただし常識的な範囲でですが!)

まあ私が行った時9割仕事の愚痴喋ってたんですけどね。

店長さんには宣伝許可頂いているのでとりあえず宣伝しときますと、

店長さん超いい人

お酒超美味しい

雰囲気超良い感じ

そんな感じです。

バーとか怖い!!って人も大丈夫です。私入った瞬間に「なんもわかんねえからとりあえず甘くて飲みやすい酒を出してください」って言いましたけど笑顔で美味しいお酒作ってくれました。

ちなみに外観

f:id:sano192:20190112013104j:plain

内装

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というわけでまとめると

 

・オフ会は少ないので定期的に、気長に探しましょう

・ていうかもう個人で絡もう

・バーもあるから気になるなら行ってみて

 

でした。

会場でお会いできたら私も嬉しいです!!

 

bar cracraの店長様、掲載許可頂きありがとうございました!

 

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たまには、こっち側から

「ねえねえ、くみこは今彼女いるの?」

その言葉に私は一瞬固まる。大学生の新歓。20人近くの男女ががやがやと喋っているなかでお酒も入って1時間位。目の前の、今日あったばかりの同級生から発せられた、その質問自体はごくごく常識的なものだった。いつもならてきとうに「今はいないよー」なんて言ってごまかすところだ。実際それは嘘ではないから。

でも、もう私はそれをやめることにした。そう決めたのはこの大学に入ることが決まった時。理由は、もう面倒だったから。

「あー……実は私、男の人が好きな人で……」

「えー!!!」

目の前の女性から発せられた甲高い声の大きさは、周りの人達の注目を集めるのに十分だった。

「なにー?」「どうしたのー?」

すこし驚いたような顔をして聞いてきた人々に、彼女は親切にも私の代わりに説明をしてくれた。

「くみこ! ヘテロなんだって!!」

ヘテロ。私はその三文字があまり好きでなかった。何も悪いことをしたわけではないのに、この言葉によって私は「そっち側」に行けないことを思い知らされるからだ。

「えーまじで! 初めて見た!」

隣に座る男性が言う。確か、三年生。

たぶん誰もあなたに打ち明けなかっただけですよ? 心の中で言葉を返しながら私は曖昧に笑う。

「ね、ね、今って……彼氏はいるの?」

彼女はまた聞いてきた。なぜか「彼氏」の部分を強調される。

「今はいないよ」

「じゃあ前はいたんだ!!」

嬉しそうに彼女は言う。

「うん……まあ……」

「ね、男の人と付き合うってどんな感じ?」

「えー……いや、普通だよ……同性と付き合うのとそんな変わらないし……」

「でもやっぱヘテロだと偏見とかあるんだろうなー! 大変だろうなー! なんか言われたことある?」

今度は隣の男性から。

「……まあ」

「どんなの?」

せめてもの抵抗として少し不快そうな顔をしてみたのだがこの人には通じなかった。

「うーん……なんだか……変とか……」

「あーなるほどなー」

それは肯定? あなたもそう思うの?

「そういやなんかそんなんで炎上してた議員いたよなー」

「あーいたよね。なんだったっけ?」

「いや中身はよく知らねーけど」

そうですよね。あなた達には他人事ですものね。

「ねえ、ところでさ、これはちょっとあれなんだけど」

目の前の彼女が少し身を乗り出して手招きしてくる。それに従って、私は彼女に顔を近づけた。

「男とってさ、どうやってヤるの?」

女は下卑た笑みを浮かべながら、小さな声で聞いてきた。

意味を理解するまでに一瞬。

その後湧いてきたのは「信じられない」という怒りの感情だった。

しかし周りの男どもは「おまえやめろよー」なんて言いながら笑っている。その目は言葉と裏腹に好奇心がむき出しだった。

「いや……うーん」

どうしよう。

言いたくない。

けど、今雰囲気を壊すのも、後々のことを考えるとあんまりしたくない。

目の前の女はなおも私の答えを嬉々として待っている。

「えーっと……」

「ねえ中川さん」

不意に声が聞こえた。中川は私の名前。声は2つ向こうに座っている女性から。名前は何だったかな。

「トイレってどこにある?さっき行ってたよね」

「あ、それなら店を出て左に行ってから右……」

「あーごめん。私方向音痴だからついてきてくれない?」

「え……」

言うやいなや彼女は立ち上がり、私の手を掴んで引っ張った。そのまま店の外に連れ出される。

「どっちだっけ?」

「あ……左」

「オッケー」

そう言って彼女は歩き出した。慌てて私も後ろをついていく。

少しの間無言の時間が流れた。彼女はなおもスタスタと歩いていく。

「あの……」

「ん?」

声を掛けると彼女は振り向いた。きれいな長髪が一緒になびく。

「ありがとう」

「なにが?」

「私が嫌がってるから連れ出してくれたんでしょ?」

「あー……」

彼女は少し照れたようにしながら言った。

「余計じゃなかった?」

「ううん、嬉しかった」

「いやなんかあたしああ言う話あんま得意じゃなくて」

彼女は何かを隠すように少し早口で言う。

「ねえ、あの……間違ってたら失礼なんだけど…もしかしてあなたもヘテロ?」

「いや、私は普通にレズ」

「あ、そうなんだ……」

「お、あった」

気がつくとトイレにたどり着いていた。

「案内ありがとう!」

そう言って彼女はトイレに入った。私は手を振って見送り、入り口の壁にもたれかかって待つ。

少し期待した。ヘテロは人の17%だと聞いたことがある。今日は20人くらい集まっているからたぶん……3人くらいはヘテロがいるはずだ。

彼女がヘテロであれば……というよりあの場に同じヘテロがいれば少しは安心できたかもしれない。本当にいないのか、カミングアウトしてないだけなのかはわからないけれど。

ため息をつく。やっぱり言うの、やめとけばよかったかな。でも、また好きな人はとか、好きな同性のタイプはなんて聞かれて、ごまかすのもうんざりだった。

みんな私に興味がなければいいのにと思う。たまたま少ない方なだけで、まるで動物園のパンダみたいだ。

「……え?待っててくれたの」

ふいに声がした。左を見ると彼女がハンカチで手を拭きながらこちらをキョトンとした目で見ている。

「え、うん……」

「ありがとうー!優しいね」

「……帰り一人だと迷うんじゃないかと思って」

そう言って私は少し笑ってみせた。彼女もつられて笑ってくれた。

「戻ろ」

二人はまた並んで歩き出した。

「あのさ……」

彼女が言う。

「どうしたの?」

「さっきさ、あたしたぶん「普通にレズ」って言ったかなと思ってさ」

「……うん?」

言っただろうか。そんな気もするがあまりきちんと覚えていない。

「なんかトイレしながらさ、「普通」って良くなかったかなと思って……」

そう言って彼女はこちらを向き、手を合わせて「ごめんね」といった。

可愛らしい人だなと思った。私の恋愛対象にはきっとならないけど。

「そんなこと全然気にしてないよ」

私が言うと彼女の顔がぱっと明るくなった。

「よかったー。あ、ねえ、くみこさん同い年だよね? くみこって呼んでいい?」

「え……うん、いいよ」

「じゃあよろしくね!私も名前で呼んでいいから!」

「あー……」

私が言葉に詰まると彼女はニヤリと笑った。

「さては自己紹介のときちゃんと聞いてなかったなー? れいなだよ。吉川れいな」

「れいなね……よし、覚えた!」

私はれいなに親指を立てて見せる。それを見てまたれいなは笑う。

「あの、でも私、ヘテロだよ?」

「だから?」

だから?

「だから…あの…」

「私がくみこのこと好きになるって? 自意識過剰だなー」

「そういう意味じゃないけど!」

私がムキになって否定するとれいなは声を出して笑った。

「いいじゃん。女とか男とかじゃなくて人間でしょ?」

そう言って、れいなはたどり着いた店の入口を開ける。私達の新歓グループは奥の座敷だ。

「ごめんねーくみこ借りて……て……」

言いながらふすまを開けたれいなが、固まっている。

見るとついさっきまで私に根掘り葉掘り聞いていた人々はすでにみな同性同士で「イイ雰囲気」になっていた。

れいなは向こうからは見えないように「お手上げ」のポーズを取って見せた。私はそれを見て笑いながら言った。

「端っこのほうで、一緒に喋ろ」

 

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